日本の宅配便業者は、時には荷物を乱暴に扱う様子が動画でネットに流れたりするものの、おおむねサービスの質が高く便利といえるだろう。
基本的に受取人から領収印かサインをもらい、荷物を手渡しするからだ。
アメリカの場合は、そういうわけにはいかない。もっと雑だ。
アメリカの宅配業者
アメリカの宅配業者には、UPSやFedEx(フェデックス)、USPS(郵便局)などがあるが、日本と大きく違うのは荷物の受け渡し方法だろう。
上述したように、マンション等に宅配ボックスがあるなどの場合を除き、荷物は手渡しとなるが、アメリカの宅配業者は日本ほどていねいではない。荷物を玄関先に置くだけなのだ。
時にはインターフォンを押したり、ドアをノックしたりするが、受取人に荷物を手渡すためではない。あくまでも形式的なものだ。玄関先に荷物を置いた宅配業者は一仕事終わりである。そのまま次の配達場所へ向かう。
玄関先に荷物を置くということは、ある意味外に出てるのと同じなので、それをくすねようとする輩も出てくるわけである。
荷物を盗む泥棒
宅配で届けられた荷物を盗む泥棒のことを「package thief(パッケージ・シーフ)」というが、荷物を玄関先に置くだけというアメリカではこの「package thief」が非常に多いのだ。
当然、宅配の荷物を受け取る側は自衛の手段の一つとして防犯カメラを設置するケースも多く、防犯カメラに撮られた宅配便泥棒の映像がYouTubeなどに多く出回っている。
というわけで、そのうちのいくつかを紹介してみたい。
宅配便泥棒の動画
Amazonの荷物を盗む女性
「Thief Stealing Amazon Package」と題された動画である。
Amazonから届いた荷物を盗む女性だが、あまりにも堂々としており、実際にこの場面を目撃しても泥棒とは認識できないかもしれない。
逃げる時に足の骨を折ってしまった宅配便泥棒
「Package Thief Slips And Breaks Her Leg - Instant justice」と題された動画で、玄関先に置かれた荷物を抱えて自分の車に戻る際に転んでしまい、足の骨を折ってしまったというものだ。
宅配便泥棒を追いかける近所のドライバー
「Following a Package Thief」と題された動画で、宅配された荷物を盗む現場を目撃し、被害者の近隣の人が車で追いかけるというもの。
しかし、でかい荷物を盗んだもんだ。しかも自転車で。
配達員が荷物を盗むという映像
次の動画は、いくつかの宅配便泥棒を撮影したものである。
凄いのは1:06から始まる部分で、是非見てほしい。すでに配達されて玄関先にある荷物を後から来た別の配達員が盗んでしまうというものだ。
FedExの配達員が届けた荷物をUPSの配達員が盗んでしまうなんて衝撃的だ。
上記の映像以外にも多くの宅配便泥棒の動画がYouTubeにある。興味があれば「package thief」で検索してみてほしい。