現在、人々の興味は多様化しており、ニーズに合わせ商品や製品、サービスも非常に多様化している。
数字や数式をデザインにした数学グッズなんてのもあり、世の中には様々なものが売っているんだなあと感心してしまう。
暗黒通信団という同人サークル
円周率の数字が延々と書かれた本があるらしいことは知っていた。そういうわけでAmazonで検索したところ、実際に「円周率100,000,000桁表縮刷版」という本があることを確認できた。
そこそこ売れているようだが、どんな人が買うのかという興味はありますね。まあ、人それぞれ好みがあるので、その点については別に構わないのだが。
話はここで終わるはずだったが、出版元を見てみると、何と「暗黒通信団」という名前なのである。この何とも怪しげな名前に興味をそそられて調べてみた。
まずはWikipediaによると下記のように説明されています。
暗黒通信団(あんこくつうしんだん、The darkside communication group)は、日本の同人サークルである。「同人集合暗黒通信団」や「暗黒団」とも称される。1996年からコミックマーケットに参加しており、代表作として円周率の数表100万桁分を収録した書籍『円周率1000000桁表』や、円周率の数表のみを掲載した雑誌『月刊円周率』が知られている。ISBNが付与された同人誌を多数発行しているサークルであり、電話連絡先は存在せず、奥付連絡先は私書箱となっている。
暗黒通信団は同人誌を発行しているサークルということだ。それにしてもISBNが付与された同人誌を出版しているなんてすごいじゃないですか。
暗黒通信団はウェブサイトもあります。
【暗黒通信団のウェブサイト】
サイトの「書籍刊行物」を見てみると、「円周率1億桁表縮刷版」以外にもマニアックな本を多数出版しているようだ。書物の題名からすると、ジョークっぽいのもあるが、大半はまじめな内容のよう。
意外とおしゃれな数学グッズ
「暗黒通信団」という同人サークルのことを知る機会があってよかった、では終わらなかった。
Amazonで何かを検索すると、サジェスト機能でその他のおすすめ商品を紹介されるが、「円周率100,000,000桁表縮刷版」を検索すると、「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」として表示されたものの中には、円周率がデザインされたマグカップがあった。
もしかして数学グッズとかというものがあるの?と思い、いろいろと検索してみると、トイレタリー関連の商品などもあるではないか。
そして、数学グッズを紹介している下のサイトを見つけてしまった。
【数学の面白いこと・役に立つことをまとめたサイト】
これらの数学グッズ、嫌いではない。
特にマグカップなどはシンプルなデザインで、値段の張る、凝ったデザイン、あるいはキャラクターを使ったマグカップよりもはるかに好感が持てるのではないだろうか。
数学グッズいろいろ
数学グッズはマグカップやトイレタリー商品だけにとどまらず、アパレルの分野にも進出していた。
まずはパーカー。
しかし、これは微妙かもしれない。頭が悪そうな人が着たら様にならないし、かといって東工大の学生が着たら「狙い過ぎてる」感がぬぐい切れないと思う。
驚いたのは下着である。こういうデザインの下着を欲しがる人がいるのだろうか?
しかし、好みは人それぞれだ。もし数学グッズマニアなら、そのような人にはたまらない商品なのかもしれない。