タイ語の教材は、マイナー言語にしては豊富な方だ。日本で出版されている参考書類だけを使って学習しても、 そこそこのレベルまではいけるだろう。しかし、ある程度のレベルになったら、タイ人の生徒が使用するような教科書や教材を読むことをおすすめする。
そのような学習書類を手に入れることができるバンコクのお店を紹介したいと思う。
バンコクの教育ママに人気のスクサーパンパーニット
スクサーパンパーニット(ศึกษาภัณฑ์พาณิชย์、Suksapanpanit)は、タイ人の小学生や中学生のための教材を作っている会社で、それらを売るための書店も経営している会社である。この書店ではいろいろな科目の教材を売っており、タイ語を勉強している人なら1度は行っておきたい所。
スクサーパンパーニットのウェブサイトを見ると、扱っている教材は安価のものが多く、種類も豊富なのが分かるだろう。また、書物のみならず、コーカイ(タイの「あいうえお表、あるいはアルファベット表」)のポスターや音声付きの教材も豊富にあるので、タイ語学習者にとっては非常に便利な書店と言える。
【スクサーパンパーニットのウェブサイト】
์
スクサーパンパーニットでは、平日の昼間にタイの教育ママさんのような人たちが視覚教材を見ながら店員さんの説明を受けているのを目にすることもある。どこの国にも教育熱心な親はいるものだと実感する。
スクサーパンパーニットは、バンコクに数店舗あるので、店舗を探す場合はGoogle mapで「ศึกษาภัณฑ์พาณิชย์」と入力し検索するといいだろう。ただし、ネットの影響からか、実店舗の数は少なくなっている。
チュラロンコーン大学が経営するショッピングモール
MRT(地下鉄)サムヤーン駅(สามย่าน)の2番出口を出るとチャムチュリ・スクエア(チャムチュリースクエア、จามจุรี สแควร์、Chamchuri Square)というビルがある。
このビルはショッピングモールとなっており、学生で非常に賑わっている。というのも、このビルのオーナーがチュラロンコーン大学(จุฬาลงกรณ์มหาวิทยาลัย、Chulalongkorn University)だからである。
チャムチュリ・スクエアへ行く際には、道路の向かい側にワット・フアランポーン(วัดหัวลําโพง)というお寺があるので、そのお寺を目印にするといいだろう。
チャムチュリ・スクエアにはファストフードをはじめとする食べ物屋さんも充実していまするが、実はこのビルにあるブックセンターにはタイ語の教材が豊富にあり、選ぶのに困ってしまうほどである。
スクサーパンパーニットと同様、教材用のポスターなども種類が多く、タイ語学習者にとっては夢の世界かもしれない。
また、あまり種類が豊富ではないものの、チュラロンコーン大学のロゴが入ったグッズも売っているので、バンコクのお土産にチュラ大グッズもいいかもしれない。
いずれにせよ、タイ語学習者なら1度はチャムチュリ・スクエアに行ってみることをおすすめする。
【チャムチュリ・スクエアの地図】
タイ語の教材の選び方
上記の店舗で購入できる教材は、それぞれの学年ごとに分かれているのがポイントである。例えば、「タイの小学校3年生は、こんなことを勉強するのか」などと、学年ごとの内容の難易さを比較できる。細かくレベル分けされているので、自分のレベルにあった教材を見つけやすいのが特徴的と言えるだろう。
小学校低学年用の教材でも科目によっては普段は使用しないようなタイ語がバンバン出てくるので、あまり無理せず、辞書を引きながら読んでも苦痛にならない程度のレベルの教材を選ぶことが重要となる。
また、タイ文字を習い始めたばかりならコーカイのポスターは買っておいて損はない。
コーカイを壁に貼り、毎日タイ文字に接すれば、タイ文字の習得も速くなることは間違い。