ざきログ

Zakki Log - つらつらと、気になることを綴ってみます -

サブカル的ヘルシンキでの時間つぶし4プラン

ヘルシンキの主な観光スポットはコンパクトにまとまっており、効率よく巡ればそれほど時間はかからない。スオメンリンナ島を含めても1.5日、夏の日照時間が長い日なら1日で済むかもしれない。

そのため、予定よりも早く観光を終えてしまい、時間が余ることもあるだろう。そんな時のために、ヘルシンキでの時間つぶしの方法を4つ紹介してみたい。

 

 

ヘルシンキ中央駅近くのムーミンショップ

フィンランドといえばムーミン(Moomin)だろう。

さすがムーミンの本場フィンランド。ちょっとしたムーミングッズなら、スーパーマーケットや観光スポット近くの土産物屋でも手に入れることができる。

 

ヴァンター空港のムーミンショップ

オフィシャルなムーミンショップと言えば、ヘルシンキ・ヴァンター空港内にあるお店が有名だろう。帰国時に、このムーミンショップに立ち寄る人も多いのでは?

フィンランドの空の玄関口であるヴァンター空港は、正確にはヘルシンキ市ではなくヴァンター市に位置する。この空港のターミナル2(T2)にムーミンショップがある。

しかし、ヴァンター空港のムーミンショップはセキュリティとイミグレーションの間にあり、少々不便だ。イミグレーションを通り抜けた後にお店があれば、後は飛行機に乗るだけなので、ゆっくりとムーミングッズを見ることができるのだが、そういうわけにもいかない。

個人旅行の場合なら自由に時間を使えるのでまだいい。団体ツアーの場合はツアーコンダクターにせかされ、セキュリティ終了後、すぐにイミグレーションに進まされることも多々ある。そうなると、ムーミンショップに立ち寄る時間もない。

また、ムーミンショップは、それほど広いお店ではない。そのため、自分の手荷物のみならず、店内にいる他の客の手荷物が邪魔になり、ゆっくりと店内を見るもの一苦労である。

 

ヴァンター空港のムーミンショップ

空港のムーミンショップ

 

ムーミンショップ フォーラム店

ムーミンショップは、ヘルシンキ市内にも何店舗かある。中でもアクセスに便利なのが、ヘルシンキ中央駅から徒歩数分の所にある「FORUM(フォーラム)」というショッピングモール内のムーミンショップだ。

 

ヘルシンキ中央駅から近いショッピングモール「フォーラム」

フォーラム

 

このムーミンショップはフォーラムの2階にある。日本の感覚でいえば3階である。ただし、フォーラム周辺は坂になっており、入口により階が異なることに注意が必要だ。正面のヘルシンキ中央駅側の入口から入るとそこは1階なので、1階分だけ上に上がればいいことになる。

下記の案内板では、フォーラムの200にムーミンショップがあることが分かる。

 

ヘルシンキのショッピングモール「フォーラム」内にあるムーミンショップは3階にある

ムーミンショップは3階にある

 

フォーラムのムーミンショップは、観光客で混雑するヴァンター空港の店とは違い、どちらかというと現地の人の利用が多い。また、空港の店と比較すると、フォーラム内のムーミンショップの方が若干広い。

モール内も広々としており開放感がある。こちらなら、ゆっくりとムーミングッズを見て回ることができるだろう。もしムーミングッズを買うのならフォーラムのムーミンショップがおすすめだ。

 

ヘルシンキにあるショッピングモール「フォーラム」内にあるムーミンショップ

ムーミンショップ

 

Kスーパーマーケット探索

ヘルシンキ中央駅のそばにKスーパーマーケット(K-Supermarket Postitalo)がある。ヘルシンキ市内にはスーパーマーケットが多くあるが、ほとんどの店舗はそれほど規模は大きくない。

その点、このKスーパーマーケットは規模が大きく、品揃えも豊富である。特にパンの種類が多いことが特徴だろう。ゆっくり見れば1時間は楽しく過ごせるスーパーだ。フィンランドの物価を知ることができるのもポイントが高い。

 

ヘルシンキ中央駅近くにあるKスーパーマーケット(K-Supermarket Postitalo)

Kスーパーマーケット

 

奇妙で巨大な小便小僧「Bad Bad Boy」

ヘルシンキはそれほどエキサイティングな街ではない。人が多い場所はそれなりに活気があふれているが、どちらかというと北欧らしい落着いた都市と言える。

街の色合いもシックで、ヘルシンキ観光の王道である大聖堂やテンペリアウキオ教会も同様にカラフルな感じはしない。

しかし、1つだけドキッとさせられるものがある。奇妙な小便小僧だ。

 

とにかく、でかい!

タリンクシリヤライン(Tallink Silja Line)のフェリーがヘルシンキのウェストハーバーからエストニアのタリンへ向けて出発するが、このウェストハーバーという港の近くに小便小僧は立っている。

ウェストハーバーへ行くのに9番のトラムを利用するが、このトラムから小便小僧を目にすることができる。高さは約8.5m。このような巨大な像が突拍子もなく現れるのだから驚いくのも無理はない。

この小便小僧、一応「Bad Bad Boy」という名前がある。また、必ずしも同じ場所にあるとは限らないようで、以前はマーケット広場にあったようだ。

このBad Bad Boyは両足でしっかりと立っているものの、赤ちゃんをイメージしているのだとか。

大きな像というなら、それはそれでいいのだが、この像に引き付けられてしまうのは小便小僧の顔だろう。どう見ても尋常ではない。大きすぎる目と、口をすぼめた感じが奇妙だ。長いこと見ていると精神が崩壊しそうな感じ。

この像の近くを歩いている人は、みな笑いながら写真を撮っている。

 

ヘルシンキのウェストハーバー近くにある巨大な人形「Bad Bad Boy」

Bad Bad Boy

 

この小便小僧は、おしゃれな噴水になっているわけではない。また、特に柵で囲まれているということもない。ただ、商業施設の横のちょっとしたスペースに建てられ、水をそのまま放出しているだけである。

そして、結構高い位置から水を放出しているため、近くに寄りすぎると路面で跳ね返った水が飛び散ってくる。普通の水だと分かってはいても、あまり気分のいいものではない。

あまり近寄らない方が賢明かもしれない。

 

ヘルシンキ観光のアクセント

奇妙な小便小僧だが、前述したようにヘルシンキはエキサイティングな観光スポットは多くない。その中で、この「Bad Bad Boy」は結構「ハッ」とするオブジェであることは間違いない。ヘルシンキ観光で、重要なアクセントになっているのではないかと思う。

エストニアのタリンに行くなら、その行き帰りに、また、タリンに行かない場合でもトラムに乗ればすぐなので、この小便小僧を見に行く価値はあるだろう。

 

猫カフェで猫と遊ぶ

フィンランド初の猫カフェが2015年にオープンした。「Kissakahvila Helkatti(キッサカフビラ・ヘルカティ)」という名前の猫カフェだ。場所はヘルシンキ中央駅からも近い市中心部にある。

フィンランド語で「kissa」は「猫」、「kahvila」は「コーヒーショップ」を意味する。つまり、店の名前はそのまま「猫カフェ」ということである。

 

あまり目立たないお店

猫カフェは店の間口が狭く、外から見てもさほど目立たない店だ。そのため、ぼけっと歩いていたら見逃してしまう感じ。ガラスに猫の絵。もし猫カフェに行くなら、見逃さないよう注意深く歩く必要がある。

狭い間口の店だが、店内は奥行きがある。それほど広くはないが、すっきりとしており、猫の写真などがセンス良く飾られている猫カフェだ。テーブルや椅子も、すごく落ち着く色になっている。

 

ヘルシンキにある猫カフェ「Kissakahvila Helkatti」

猫カフェKissakahvila Helkatti

 

当初、店名は「Kissakahvila Helsinki」でしたが、名前を変更したようだ。店名の変更に伴い、インテリアも替えたようだ。店名を変更してからは猫のラテアートも始めたりと、一層猫カフェっぽくなっている。

 

意外とリーズナブル

店に入ると、まず店員から簡単な説明を受ける。重要なことは、Helkattiでは入場料を取っているということ。それに同意したら靴を脱ぎ席に座る。基本的に時間制で、滞在できる時間は1時間半。

テーブルにはおしゃれなボトルに入った水が用意されているが、これは入場料に含まれているので自由に飲める。

入場料とドリンク、そしてケーキを食べても合計12~15ユーロで収まるのではないかと思う。フィンランドの物価を考えると、結構リーズナブルな値段だ。支払いにはクレジットカードも使用できる。

 

オリジナルの猫グッズ

Helkattiでは猫グッズも取り扱っている。ポストカードやマグカップなど、店のオリジナルグッズもある。

下の写真で「KANGAS-KASSI」と書かれているが、これはトートバッグのこと。5ユーロなので手頃な値段だろう。

 

ヘルシンキの猫カフェKissakahvila Helkattiの猫グッズ

猫グッズ

 

猫カフェの猫たち

店内には猫が5~6匹いる。元気な猫もいれば、ずっと寝ている猫もおり、性格はそれぞれ。ヘルシンキ市内では猫を見かけることがないので、猫を見ているとかなり癒される。

街で見るのは結構すました感じのフィンランド人だが、猫カフェではどこの国の人も同じだなと感じる。顔を綻ばせながら、猫じゃらしで猫と遊ぼうとする姿は万国共通のようだ。