ざきログ

Zakki Log - つらつらと、気になることを綴ってみます -

【サントリーニ島】フェリーで到着したら港からの移動はタクシーに限る

ギリシャのエーゲ海の島のイメージそのままのサントリーニ島(Santorini)。この島へ行くにはアテネから飛行機で行くか、アテネ近郊の港からフェリーで行くことになる。

アテネ近郊の港ピレウス(Piraeus)、あるいは他の島からフェリーを利用した場合に、サントリーニ島の港から市街地へ行く方法を紹介したい。

 

 

フェリーはアティニオス港に到着する

フェリーがサントリーニ島に近づくにつれ、不思議な違和感を覚えるかもしれない。サントリーニ島は、特有の赤茶けた姿をしているからだ。

そのため、他のキクラデスの島と異なり、自然の雄大さを感じることができるだろう。そして、その光景をカメラに収めようと、フェリーのデッキは写真を撮る人であふれかえる。

 

フェリーから見えてくる赤茶色のサントリーニ島

フェリーから見るサントリーニ島

 

乗客を乗せたフェリーは、サントリーニ島のアティニオス港(Athinios Port)に到着する。

到着間近になるとフェリーの出口付近は、いち早くフェリーから出ようとする人でごった返すので、早めにフェリーを降りたいなら早めのスタンバイが重要だ。

 

サントリーニ島へ到着が近づきフェリーの出口に殺到する人々

フェリーの出口に殺到する人々

 

アティニオス港は、フェリーから降りた客でカオスと化す

フェリーがサントリーに着くと、大勢の乗船客がフェリーを降りる。そして、港周辺はフェリーを降りた客とそれを待ち受けるバスやタクシーで非常に混乱する。

現在、ミコノス島やサントリーニ島は中国人に人気なので、ギリシャ旅行のシーズンオフでも港周辺はものすごい熱気に包まれる。

港を見渡すとバスがずらり止まっているのが見えるが、それらは特定のツアーの観光客用のバスだ。当然のことながら、ツアーに参加している人以外は乗ることはできない。

 

フェリーが到着し、人があふれるサントリーニの港

人があふれるサントリーニの港

 

アティニオス港の路線バス

フィラ(Fira)の市街地の近くには、オールドポート(Old Port)という別の港がある。ロバのタクシーがある港だ。オールドポートとフィラの市街地はアクセスがいいのだが、アティニオス港の方は市街地から少し離れている。そのため、港からバスやタクシーなどで市中に移動する必要がある。

できるだけ交通費を安くしたいなら路線バスに乗るのがいいだろう。

また、フィラより先のフィロステファニ(Firostefani)やイア(Oia)に宿泊予定なら、路線バスで港からフィラまで行き、そこからバスを乗り継ぎ、ホテルの近くまで行くことも可能だ。

港では、フェリーの到着に合わせて路線バスがあるはず。しかし、目に入るのはツアー団体客用のバスばかりで、路線バスらしきものはなかなか見つからないかもしれない。

 

雑踏の中から抜け出すには、タクシーが正解

なかなか見つからない路線バスを探し回るよりも、アティニオス港からの移動は、さっさとタクシーに乗り込むのが吉だと思う。

その理由の1つは、早めに混雑した港を抜け出すことができるという。

そして、バスとは違い、タクシーの運転手はそこそこスピードを出してくれるので、路線バスでフィラのバスステーションへ向かうよりも大幅な時間の節約になるというのが2つ目の理由だ。

タクシーの料金も、港からフィロステファニのホテルまで8ユーロ程度で、思ったほど高くはない。

フィラのバスステーション近くのホテルに泊まるなら路線バスを利用するのもいいだろうが、フィラから離れたフィロステファニやイアのホテルに宿泊するならば、タクシーの利用がおすすめだ。

路線バスで予約しているホテルに向かう場合、フィラのバスステーションでバスを乗り換える必要がある。それほどバスの本数が多いわけではないので、かなり時間が無駄になってしまう。

もっと重要なのが、バスに乗ったところで、どのバス停で降りたらいいのか分からないということである。

多少お金がかかってもタクシーが便利だ。間違いなくホテルに到着するので、ホテルの場所を覚えるのにも役立つということも利点の1つである。

また、タクシーに乗るという決断も早めにした方がいいだろう。決断が遅くなれば遅くなるほど、タクシー争奪戦になってしまうからである。

 

アティニオス港からフィラまで歩いて行ける?

アティニオス港からフィラのバスステーションまでは8Km弱。ハイキングを兼ねているのなら別であるが、単なる移動の距離としては長すぎる。しかも、登りの坂道が続くので、荷物を持って歩くのは至難の業だ。

タクシーがベストだが、少なくともバスでフィラへ行くことを考えておいた方がいいだろう。

 

【アティニオス港のウェブサイト】

www.santorini-port.com

 

【参考記事】 

www.apriori-eye.com