ナクソス島(Naxos)の中心のナクソスタウンは、そこそこ規模がある街だ。そのため、観光客が少ないシーズンオフでも、比較的活気がある。しかし、ナクソスタウンの夜は早く、夜8時も過ぎると街は静かになる。
こんなナクソスタウンにあるレストランについて紹介してみたい。
海沿いのレストランとカフェ
他の島と同様に、ナクソスタウンの海沿いにはレストランやカフェが並んでいる。
ギリシャの島で見られるような、レストランの前でタコを干しているお馴染みの光景も目にすることができる。ナクソスではタコ料理が人気なのか、タコ干しが多い。
海沿いの店の中でも、特に充実しているのがカフェである。インテリアに特徴のあるカフェもあり、ナクソスではカフェ巡りも楽しいかもしれない。
カフェの数は多いが、どの店も賑わっているようだ。しかも、かなり長い時間をカフェで過ごす人も多く、ナクソスの人は相当なカフェ好きと思われる。
ナクソスタウンでは、とりあえず海の方へ行けば、食事に困ることはないだろう。
ボリュームのあるMaro’s taverna
ナクソスタウンでは「ガラジア・ストゥディオス」という家族経営のホテルに宿泊したが、そこでおすすめされたのが「Maro’s taverna(マロズタベルナ)」という名前のレストランだ。
海沿いのレストランではなく、ホテルの近くにある、落ち着いた雰囲気のレストランである。スタッフの接客態度はきちんとしており、心地よく過ごせるレストランと言えよう。
Maro's tavernaは見た目が良く、なおかつ味のしっかりした料理を提供する店だ。と言っても、料理のお値段が特に高いというわけでもなく、非常に満足できるレストランである。
しかし、1人でMaro’s tavernaへ行くと大変かもしれない。なぜなら、料理のボリュームが多いからだ。いつも注文するギリシャサラダ(Greek Salad)の代わりにズッキーニのフライにしてみたが、ご覧の通り。まさか山盛りでくるとは思いもしなかった。
写真を見れば、かなりのボリュームであることが分かるだろう。
スブラキも、大きな肉が長い金属製の串に刺されていて、とても食べ応えがある。Maro’s tavernaは、味、量共に満足できるレストランと言えるだろう。
テイクアウトに便利な「Gyro Gyro」
Maro’s tavernaから海へ向かい、少し歩いた所にあるのが「Gyro Gyro(ギロギロ)」という面白い名前のお店。店舗は小さく、座席も少ないお店だ。
店名から想像する通り、ギロピタやギロス、スブラキなどがメインで種類も豊富。
Gyro Gyroは、テイクアウトをする客が多く、またデリバリーもするので、持ち帰りやすいパッケージになっているのが特徴である。テイクアウトしてホテルで食事をしたいという時には便利なお店だ。
癖のあるナクソスサラダ
ナクソス島には、ナクソスサラダ(Naxos Salad)というご当地料理がある。レストランによっては、ギリシャサラダを注文すると、ナクソスサラダをすすめられるかもしれない。
しかし、ナクソスサラダにもいろいろあり、中には魚のマリネをサラダの上にのせている店もあり、この魚がちょっと匂いがきつい。匂いに敏感な人には、ちょっと無理かもしれない。魚の強烈な匂いで「う〜ん」と唸ってしまうほどだ。
しかし、ナクソスのご当地料理。一度は挑戦して。