ざきログ

Zakki Log - つらつらと、気になることを綴ってみます -

アテネ国際空港での時間のつぶし方

ギリシャの空の玄関口であるアテネ国際空港の正式名称は「エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港(Athens Eleftherios Venizelos International Airport)」である。

観光立国で利用者も多いと思われるが、出発ゲート(搭乗口)が2階建ての構造となっており、意外とコンパクトな造りの空港だ。そのため、空港内で長い距離を移動する必要もなく、利用しやすい空港と言える。

この空港へ到着し、国内線に乗り継いでエーゲ海の島に行く旅行者も多いと思う。国際線の遅延などを考慮し、ギリシャ国内線は余裕をもって予約していることだろう。そのため、乗り継ぎの時間が長くなりがちである。

アテネ国際空港で、時間を持てあました時の過ごし方を紹介してみたいと思う。

 

 

アテネ国際空港にはギリシャらしいオブジェがある

屋外にある展示物

世界の様々な空港は、その土地独自のデコレーションがされている場合が多く、見ていて楽しい。アテネの空港も同様で、空港の様々な所でギリシャの香りがするオブジェなどを目にすることができる。

出発階(Departures Level)の屋外には、古代ギリシャを感じる彫刻などが展示されている。もちろん本物ではなくレプリカであるが、結構良くできているす。展示されている数は少ないものの、空港での見所の1つだろう。

 

アテネ国際空港の出発階の屋外に展示されているオブジェ

屋外の展示物

 

小さな博物館

空港の屋内にも展示物がある。

出発階からもう1つ上の階に上がると、いくつかのギリシャらしい展示物が飾られている。 

そして、空港内には小さいながらも博物館もある。この博物館では、本物の出土品が展示されており、中は撮影禁止になってる。

 

アテネ国際空港の博物館

博物館の様子。外から撮影

  

開館時間は朝6時から夜の11時までで、早朝から夜遅くまで開いている。

 

アテネ国際空港にある博物館の開館時間を示す案内

博物館の開館時間

 

また、博物館の隣も展示スペースとなっており、よく特別展示が行われているので要チェックだ。

 

ウィンドウショッピング

出発階に本屋さんらしき店がある。

本屋は土産物屋も兼ねており、変わった土産物やギリシャのCDも売っている。ここを見て歩くのが結構楽しく、かなり時間をつぶせるのでおすすめだ。

 

アテネ国際空港の出発階にある本屋兼土産物屋

出発階にある本屋兼土産物屋

  

土産物の一角には、ギリシャの男性がよく持っている「コンボロイ(komboloi)」もある。

 

アテネ国際空港の出発階にある本屋兼土産物屋で売っているコボロイ

土産物屋で売っているコボロイ

 

コンボロイとは数珠のようなアクセサリーで、幸運のお守りのようなもの。

昔はコンボロイをいじりながら歩いている男性をよく見かけたものだが、最近ではコンボロイを持っている男性は減ったように思う。

コンボロイは、下の動画のように扱うものだ。

 


How to use a komboloi 101

 

お腹が空いたらフードコートへ

空港で食事をする場合、通常は市中で食事するのと比べ高くつくものだ。アテネ国際空港も同様であるが、他の空港に比べ、それほど高すぎるという値段設定でもないように感じる。しかし、時間つぶしが目的なので、できるだけ安く、リラックスできるのに越したことはないだろう。

以前は、アテネ国際空港にもマクドナルドがあったが、やはり潰れてしまったようである。

「ギリシャにマクドナルドが少ない理由」でも紹介したように、マクドナルドはギリシャでは厳しい状況なのである。

 

www.apriori-eye.com

 

空港にはレストランやカフェがたくさんあるが、おすすめしたいのは出発階のフードコート。フードコートにはサラダバーなどがあり、座席もオープンな感じで、閉塞感がないのがいい。

フードコートのサラダバーは、器に好きなだけサラダを入れるというシステムだ。平べったい大きい器とボール型の小さい器があり、値段が1ユーロほど違うが、小さい器で十分かも。というより、小さい器の方が、よりたくさん盛れるような気もするが…。小さい器の方の値段は8ユーロ程度だ。

 

アテネ国際空港にあるフードコート内のサラダバー

フードコート内のサラダバー

 

サラダの種類は豊富である。また、ドレッシングも数種類ある。

ギリシャ出国時に利用すると、久々にオリーブオイル以外のドレッシングでサラダを食べることができ、とても新鮮に感じられるのではないだろうか。器にサラダをたくさん盛り、ビールかワインと一緒に食べれば、かなり満足できる。

このフードコートは、空港の前にあるソフィテルアテネエアポートに宿泊した時の食事に利用するのもおすすめだ。

 

荷物を預け、アテネ市内へ

乗り継ぎ時間が長時間になる場合、到着階(Arrivals Level)に荷物を預けられる所があるので、そこに荷物を預けてアテネ市内へ行ってみよう。

 

アテネ国際空港の到着階にある荷物預かり所

荷物預かり所

  

ただし、アテネ市内に行くには空港バスで1時間半、地下鉄で45分ほどかかり。また、バスにしろ地下鉄にしろ、それほど頻繁に運行されてはいないので、乗り継ぎ時間が少なくとも5時間ある場合にのみおすすめ。

アテネ市内での滞在時間はそれほど取れないが、観光スポットの1つか2つは見学できるはず。

アテネ市内から空港へ戻る際は、時間が確実な地下鉄にした方がいいだろう。空港バスは、時間帯によりなかなか来ないこともあるからだ。

 

深夜の数時間を空港で過ごすならカフェがおすすめ

アテネ国際空港に深夜に到着した場合でも、翌日のことを考えればホテルに行ってしまう方がいいことは確かである。しかし、飛行機が深夜の2時や3時という中途半端な時間に到着し、夜が明けるまでの数時間を空港で過ごし、早朝にアテネ市内に向かいたい、あるいは他の場所へ移動したいというケースもあるだろう。

しかし、下記の「Sleeping in Airports」のウェブサイトによると、夜を明かす場所として、アテネ国際空港は優しい環境ではないようだ。

 

【Sleeping in Airportsのウェブサイト】

Athens Airport Guide

 

そのため、空港で数時間を過ごすならカフェがおすすめ。空港内には「Puro Gusto」や「Gregory’s」など、24時間営業のカフェが数件ある。

アテネ国際空港で夜を過ごすという予定になったら「athens airport 24 hours cafe」で検索し、確認するといいだろう。