フェリーでミコノス島に行く場合、ミコノスタウンの中心から2Kmほど離れたニューポートに到着する。 この辺りにもおしゃれなホテルはあるが、やはりミコノスタウンの近くに宿泊した方が何かと便利だろう。
ニューポートからミコノスタウンの中心部へは歩いて行けないこともないのだが、大きな荷物、特にスーツケースなどで旅行している場合は、ちょっときついかもしれない。
また、初めての場所で不安を感じるだろうから、できるだけ早くミコノスタウンまで行きたいものだ。
ミコノス島のミコノスタウンとニューポートの移動について紹介してみたい。
フェリー到着時は混雑するニューポート
ミコノス島は、キクラデス諸島でもサントリーニ島と並ぶ人気の島である。ミコノス島へ行くには、アテネから飛行機を利用するか、ピレウスや他の島を出発するフェリーに乗船することになる。
フェリーを利用する場合、「ブルースターフェリーズ(Blue Star Ferries)」などが就航している。
フェリーを利用する観光客は多く、フェリーがニューポートに到着すると大勢の客が降りてくる。と同時に、乗降口周辺にはフェリーに乗る客も多く待機しており、フェリーの到着時は、ニューポート周辺はちょっとしたカオス状態になることもある。
到着客を待つオートバイ風三輪自動車
ニューポートに着いたら、宿泊予定のホテルまで行くことが最優先だ。
それでは、目的地までの移動手段には何があるのだろうか。
あらかじめ宿泊先のホテルに送迎を申し込んでいるなら、港に自分の名前が書かれたボードを掲げている人がいるはずなので、その人にコンタクトをする。また、歩いてへ行くなら、海岸沿いを歩いて行けばミコノスタウン中心部に到着する。
送迎がなく、荷物が多くて歩くのも嫌という場合はどうすればいいだろうか。
そのような場合は、下の写真のような三輪自動車風のオートバイ(あるいはオートバイ風三輪自動車)を運転するおじさんの所に直行するのである。
ミコノスタウンは細い路地が多く、タクシーが通行できる道は限られているので、このような変わった乗り物が多く利用されているのだ。
ホテルが決まっているなら、事前にホテルまで行ってくれるか交渉した方がいいだろう。ミコノスタウンは込み入っているので、ホテルを見つけるのが大変だからだ。
ホテルまで行ってくれない場合は、とりあえずミコノスタウンまで行き、自力でホテルを探すか、タクシー乗り場からホテルまでタクシーで行くことを考えておくといいだろう。
ただし、細い路地にあるホテルだと、車は通れないので、最終的には歩いて行くしかないのだが…。
ちなみに、ミコノスタウンでは、現在も三輪自動車が活躍している。周りが白い家なので、「三丁目の夕日」っぽさはないが、なかなか趣のある光景だ。
フェリーのチケットは早めに購入を
ミコノスタウンの代理店
ミコノス島からピレウスや他の島へ向かうフェリーは人気があるので、あらかじめミコノスタウンでフェリーのチケットを買っておく方がいいだろう。
ミコノスタウンの中心部の小さな港の前に、フェリーのチケットを扱う代理店が何軒かあるので、店先の看板に書かれた値段を比較するといい。。
ニューポートのチケット売り場
ニューポートにもチケット売場がある。ミコノス島へ到着した時に、帰りのチケットを買っておくのもいいだろう。
ミコノス島は、最近ではシーズンオフの時期でも多くの観光客が訪れる島である。
シーズンオフならフェリーに乗る前に、この売り場でチケットを買っても乗船が可能かもしれないが、念のため、出発の前日までにはチケットを入手しておくことをおすすめする。