チェンマイ市内にはきれいなお寺が多い。そのため、チェンマイ観光は、ともすればお寺を巡り、後はナイトバザールに行って終わりということにもなりかねない。
しかし、チェンマイにはお寺以外にも見どころはある。このような場所に限って、あまり観光客は訪れないものだ。
そんなチェンマイの魅力を伝える隠れた名所、あるいは見逃してしまう場所を紹介してみたい。
ナワラット橋からワット・ケート・カーラームへ続く道
歴史を感じる古民家
ターペー門からターペー通りを西に歩いて行くとナワラット橋(สะพานนวรัฐ)がある。
この橋を渡って左に曲り、ずっと歩いて行くとワット・ケート・カーラーム(Wat Ket Karam、วัดเกตการาม)というお寺があるが、このお寺に続く道には趣のある古い建物が並んでいる。
非常に風情を感じる通りだが、観光客らしき人はほとんどいないエリアだ。建物は普通の民家もあるが、多くは店舗として使用されている。
女人禁制の仏塔
古い家並みを見ながらしばらく歩くと、ワット・ケート・カーラームに到着する。ちらほらいた観光客も、ここまで来るとほとんどいない。お寺にいるのは地元の人たちだけだ。
ワット・ケート・カーラームにはきれいな白い仏塔がある。
その仏塔の階段には「WOMEN ARE NOT ALLOWED」と表示があり、女人禁制になっている。女性の立ち入り禁止はここだけで、お寺の他の場所は立ち入り自由である。
ピン川沿いのカフェで一休み
この通りのピン川(Ping River、แม่ปิง)沿いにはカフェが数軒並んでいる。ワット・ケート・カーラームからチェンマイの市街地へ戻る途中に寄ってみるのもいいだろう。
晴れた日なら、テラス席があるカフェがおすすめ。ピン川で魚釣りをしている人や川をクルーズする遊覧船を眺めながら飲む冷たい飲み物が最高だ。
ライトアップがきれいなレック橋
ナワラット橋の南に、鉄橋のようなレック橋(สะพานเหล็ก)がピン川に架かっている。レック橋は、夜になるとライトアップされる。
赤や青、ピンクなど、頻繁にライトの色が変わるので、とてもきれい。
ナイトバザールから近いので、ついでに寄ってみるといいだろう。わざわざレック橋を見に来る人もいないので、混雑してることはない。
しかし、ライトアップされたレック橋を近くで見るのもいいが、上述したワット・ケート・カーラームへ行く時に渡るナワラット橋からレック橋を眺めるのもおすすめである。
ラーンナー建築センター
ラーンナー建築センターの周りにはガイドブックおすすめのお寺が多い。そのせいか、周辺は人通りが多いにもかかわらず、ここに来る人は非常に少ない。
この建物は回りが壁で囲まれているので、敷地内に入るととても静かだ。
ここにはラーンナー様式の建物の模型やタイの現代絵画が展示されている。建物内に冷房があるわけではないが、開放的で涼しさを感じられる構造になっている。
興味深い絵画も多いので、お寺散策の途中に立ち寄ってみるといいだろう。
チェンマイ警察署の黄金像
徒歩でチェンマイ観光をしているなら、かなり高い確率でチェンマイ警察署の前を通るはず。
そのため、警察署の前にある警官の黄金像を、自然と目にすることになるかもしれない。
警官の像を金色で建てるとは、やり過ぎな感じがしなくもないが、きちんとした謂れがあるのだろう。
例えば、人命救助で殉職した警官の慰霊するための像とか。
チェンマイキャバレーショー
ニューハーフショーと言えばバンコクやパタヤであるが、チェンマイにもこのような店がある。バンコクやパタヤならまだしも、古都チェンマイにはあまり似合わないという気がしないでもないが…。
店の名前は「チェンマイキャバレーショー(Chiang Mai Cabaret Show)」。
料金の方は、バンコクやパタヤと比較したら破格の安さだ。チェンマイでの滞在が長い人なら、1度行ってみるのもいいかもしれない。
【チェンマイキャバレーショーの詳細】
Chiang Mai Cabaret Show - Chiang Mai
チェンマイ発のツアー
チェンマイはタイ北部にあり、北部ならではの独特の文化がある。また、周辺にはヒルトライブ(Hill Tribe)と呼ばれる少数民族(山岳民族)も住んでおり、少数民族の村を訪れるツアーもある。
チェンマイで時間的に余裕があれば、このようなツアーに参加することもおすすめである。
【参考記事】