「タイの国旗の色」で思い浮かべるのは「赤、青、白」ではないかと思いう。青色の部分は「青」と言うよりは、紺色に近い青かもしれない。少しあやふやなので、タイの国旗の色について調べてみた。
画像検索で表示されるタイの国旗
Googleでタイの国旗を画像検索してみると、下記のような結果となる。
かなり色にばらつきがあり、鮮やかな色合いの国旗もあれば、非常に渋い色合いの国旗もあることが分かる。色が異なるとだいぶ印象も変わるが、国旗というものは、縦横の比や色が法律によって定められているはずなので、画像を取り扱う場合には注意する必要がある。
タイの国旗はトリコロール?
タイの国旗は「トン・トライロング(ธงไตรรงค์ )」と呼ばれている。トン・トライロングは「三色旗」という意味で、タイの国旗はトリコロールの1種ということになる。
しかし、トリコロールで思い浮かべるのはフランスの国旗である。タイの国旗もトリコロールと呼べるのであろうか?
上記のサイトの説明には
トリコロールとはフランス語のトリコロール「三色の、三色旗」に由来し、3つの色の組み合わせの総称。 トリコロールカラーなどと呼ばれることもある。 また、フランス国旗そのものをさす場合もあり、国旗の配色から青・白・赤の組み合わせをいうケースもある。
とあり、タイの国旗もトリコロールの1種と考えてよさそうだ。
正式なタイの国旗の色と形
タイの国旗の色や形、大きさに関してはどのように定められているのだろうか。Wikipediaの英語版から次のことが分かる。
縦横比 … 2:3
配色 … 上から赤、白、青、白、赤
色ごとの大きさ … 1:1:2:1:1
Wikipediaでは、タイの国旗の色に関しての説明もあるが、下記の「SchemeColor.com」というサイトの方が分かりやすい。
Thailand Flag Colors " Country Flags " SchemeColor.com
上記のサイトによりと、正式なタイの国旗は、
- Vivid Burgundy
- Cultured
- Space Cadet
という3色の色を使用しているようだ。赤の色が「Vivid Burgundy」、白の色が「Cultured」、そして青の色が「Space Cadet」である。赤と青の色はともかく、タイの国旗の白い部分が本当の白色でないことに驚いた。
SchemeColor.comによれば、正式なタイの国旗のHTMLカラーコードは
- Vivid Burgundy:Hex: #A51931、RGB: (165, 25, 49)
- Cultured:Hex: #F4F5F8、RGB: (244, 245, 248)
- Space Cadet:Hex: #2D2A4A、RGB: (45, 42, 74)
となる。
タイの国旗の画像などを作成する場合は、上記のカラーコードを使用するのが無難である。