11月の後半から、タイではいちごの季節となる。
ロイクラトンやイーペン・ランナー・インターナショナルの日程は毎年変わるが、ちょうどこの時期に当たることもある。もしこの「いちごのシーズン」にチェンマイへ行く予定があるなら、市場へ行ってみることをおすすめする。
市場に行くといちごを売る店が多く、さながらいちご祭りの様相を呈している。
鮮やかないちごが市場を彩るのを眺めるのも楽しいものである。
ワット・スアン・ドークの先にあるいちご市場
ワット・スアン・ドーク(วัดสวนดอก)には、白亜の仏塔に囲まれた金色の大きな仏塔が立っている。このお寺はチェンマイでも美しいお寺の1つで、ここを訪れる観光客は多い。
ワット・スアン・ドークからチェンマイの郊外に向かって少し歩いた所に、いちごの季節になるといちごの専門店が多く出店するトン・パヨム市場(ตลาดต้นพยอม)がある。
歩いて数分の距離なので、ワット・スアン・ドークを観光後、ついでに寄ってみるといいだろう。
トン・パヨム市場はいちごでいっぱい
いちごの季節のトン・パヨム市場には、通常の店の他にいちごのみを扱う店や屋台が並ぶ。
小ぶりのいちごから大ぶりのいちごまで、様々な種類のいちごを売っている。各お店がいちごをおいしそうに見せるため、いろいろとディスプレイの仕方を工夫しているのが分かる。
タイの赤い果物といえばランブータンなどがあるが、ちょっとくすんだ色だ。そのため、いちごの真っ赤な色は、タイでは新鮮に感じる。
旬のものなので、この時期のいちごの値段は、タイの物価にすれば高めなのかもしれない。それでも日本とは比べられないほどの安さである。
1袋買って帰り、ホテルで食べるのもいいだろう。
イチゴのワイン
トン・パヨム市場のいちご屋を見て回って、気になるのがイチゴで作ったワインだ。
タイではいろいろな果物を使ったワインがあり、チェンマイの近くならミャンマーとの国境にあるメーサイなどで売っており、値段もお手頃で気軽に買うことができる。
そのようなワインは「無理やりワインにしてしまった感」はあるが、トン・パヨム市場のいちごワインもそのような類だろう。
しかし、少し微妙な箱ではあるが、一応箱に入っているのでお土産にもいいかもしれない。