ゲゲゲの鬼太郎の街は鳥取県の境港市や東京の調布市があるが、倉敷市の古い町並みが残る美観地区にも鬼太郎に会える場所がある。それは、「鬼太郎妖怪館」という小さな施設だ。
倉敷美観地区で妖怪に会う
手ぬぐい本舗「倉敷屋」の2階にある鬼太郎妖怪館
倉敷美観地区を歩いていると「倉敷ゲゲゲの妖怪館」と書かれた立て看板を目にするかもしれない。そこが倉敷で鬼太郎と妖怪たちに会える場所が示されている。
立て看板には「倉敷ゲゲゲの妖怪館」と書いてあるものの、正確には「鬼太郎妖怪館」という名称のようだ。
鬼太郎妖怪館は、倉敷屋という、主に手ぬぐいや帆布(はんぷ)製の商品を売る店の2階にある。帆布とは、簡単にいえばデニムのことだ。ここで売られている帆布は「倉敷帆布」という質のいい商品で、その名称は商標登録されている。
倉敷帆布のオンラインストア
倉敷屋の店頭には鬼太郎と目玉おやじの人形が立っている。
入館料を払うともらえるデニムコースター
鬼太郎妖怪館へ入るには入館料を払う必要がある。入館料は300円で、倉敷屋のレジのスタッフに渡す。
入館料を支払うとデニム製のコースター(デニムコースター)を1枚もらえる。コースターには鬼太郎、あるいは目玉おやじの絵が描かれている。人気があるのか、数が少ないのか、目玉おやじのコースターは品切れだった。
鬼太郎妖怪館入館
妖怪と記念撮影
入館料を支払ったら、レジ横にある階段で2階に上がる。一般家庭の家にあるような階段だ。
2階では妖怪が展示されており、一緒に記念撮影ができるようになっている。
まずは妖怪ぬりかべだ。「巨大ぬりかべ」とあるように、かなり大きい。
観光地によくある、顔だけ出して記念撮影するやつの鬼太郎版もある。岡山県ということで桃やキジの絵が描かれている。
鬼太郎を桃太郎に見立てたもののようだが、もう少しリアルさがほしいところだ。
また、鬼太郎に変身する小道具もあり、鬼太郎のコスプレをして写真を撮ることもできる。
妖怪道五十三次
鬼太郎妖怪館で最も気に入ったのが、鬼太郎や妖怪が描かれた「妖怪道五十三次」だ。東海道にある53の浮世絵風の宿場町が、様々な妖怪と共に描かれている。
出発地点の日本橋は、鬼太郎やねずみ男、猫娘など、ゲゲゲの妖怪の中でもメジャーな妖怪で占められている。
このような妖怪道五十三次の絵が壁一面に展示されおり、1枚1枚見ているとあっという間に時間が過ぎてしまうだろう。
お化け屋敷もある
鬼太郎妖怪館にはお化け屋敷もある。入り口は2枚のカーテンで閉じられいる。
お化け屋敷の中は相当暗く、写真を撮るにはフラッシュが必要だ。
暗いお化け屋敷の中はには、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪キャラクターが展示されいる。しかし、展示品などは子供騙しのようなものだ。
倉敷美観地区の異色スポット
鬼太郎妖怪館は、倉敷美観地区では異色のスポットといってもいいだろう。入館料も300円と安い。入館料にはデニムコースターのおまけがあるので、実質的には100円程度だ。
美観地区散策の途中で寄ってみるのもいいだろう。
鬼太郎妖怪館の地図
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