愛知県に面白い絵馬のある神社がある。小牧市にある間々観音という所だ。正確には「龍音寺」というお寺である。
間々観音の絵馬というのが、何とおっぱいの形をしているのである。しかも、それが立体的なのだ。
小牧駅から間々観音へ
間々観音へ行くには名鉄小牧線の小牧駅を下車し約2Km歩く。小牧駅からバスもあるが、最寄りの間々乳観音前のバス停から10分弱歩く。バスを待つ時間を考えると駅から歩いた方が早く着く。
間々観音は大通りから路地に入った所にある。一見すると普通のお寺だ。
敷地はおっぱいだらけ
いかにも普通といったお寺の門をくぐり境内に一歩足を踏み入れると、「しあわせいっパイ むねいっパイ」というのぼり旗に一撃を食らう。「ぱい」が「パイ」とカタカナになっているところが憎い。
境内はそれほど広くはないが、おっぱいのオブジェに溢れている。
石碑をよく見れば、小さくおっぱいが描かれている。細微に至るまで手を抜かないのが素晴らしい。
安産や母乳のご利益
間々観音は、元々は安産祈願や赤ん坊を育てるための母乳が出ることを願うための寺である。そのため、安産のご祈祷なども行っている。
母乳に関しても、それに代替するものがなかった時代なら切実な願いであったに違いない。
立体的なおっぱい絵馬
間々観音で目を引くのは立体的なおっぱい絵馬だ。
これだけ並ぶと圧巻である。しかし、安産や母乳ではなく、豊胸の願掛けが多いのには苦笑してしまう。
全国のおっぱい絵馬
実は、おっぱい絵馬があるのは間々観音だけではない。全国の神社仏閣にある。
例を挙げると
- 和歌山県九度山町にある慈尊院
- 岡山県総社市にある軽部神社
などである。探せば他にもあるだろう。
母乳が出ることを切実に願う昔の女性を考えると、このような願掛けは多かったのではないだろうか。
安産/お乳/成長のご利益 |小牧山 間々観音| 公式ホームページ
【間々観音の地図】