石垣島の中心部にいると嫌でも目に付くのが「サザンゲートブリッジ」という大きな青い橋である。
この橋で海を渡った所にサザンゲート公園という名前の公園がある。サザンゲート公園は、野良猫が多く生息している所として有名だ。
観光客はあまり行かないところかもしれないが、サザンゲート公園の野良猫について紹介してみたい。
サザンゲートブリッジ
石垣港などの少し見晴らしのいい場所から辺りを見渡すと青い橋が見えるはず。それがサザンゲートブリッジだ。
石垣島必見の観光スポットとはいえないが、この橋からの眺めは素晴らしい。もし時間が許すなら行ってみるのもいいだろう。
サザンゲートブリッジの歩道
サザンゲートブリッジは、地図で見ると石垣市の中心部から遠いように感じるが、実際にはそれほど遠くもない。
橋には歩きやすい歩道があり、車道とはきっちり区切られているので安全だ。また、上り坂になっているが、勾配は緩やかなので楽に歩けるだろう。
サザンゲートブリッジのモニュメント
サザンゲートブリッジの歩道を歩いていると、途中にタツノオトシゴのモニュメントがある。
また、橋の鉄柵が魚やカニなどの海の生き物のデザインになっており、歩くのが結構楽しい。
サザンゲートブリッジから石垣港を眺める
橋を歩いて行くと眺めが良くなる。歩道に展望できる場所があり、そこから石垣港を一望できる。
石垣市中心部には港近くにあるホテルの高層部以外に、港を一望できる場所はないので、サザンゲートブリッジへ行く価値はあるのではないだろうか。
特に、夕暮れ時なら赤く染まった港の美しい風景が期待できそうだ。
サザンゲート公園
崩壊しそうな階段
サザンゲートブリッジの途中に階段があるので、この階段を下りるとサザンゲート公園の近道となる。しかし、この階段、写真の通り錆びだらけだが、上り下りするとミシミシと音を立て、本当に崩壊しそうなのだ。
そのため、ついに通行禁止となり、ロープが張られている。サザンゲート公園へ行くには橋の歩道を歩いて行くしかない。


階段のふもとにいた2匹の猫
この階段の近くに2匹の猫がいた。
ファミリーマートで買った鳥のささ身などを与えると、白い猫の方はむしゃぶりつくように食べていたが、黒い猫の方はあまり好みの味ではないのか、あまり食べなかった。
白猫の方は、かなりの量を食べた。
そして、食べ終えると満足したのか、毛づくろいを始めるのであった。
猫がたくさんいるはずなのだが、2匹しかいないのかなと少し歩いてみると、他の猫も見つけた。
テリトリーの外なので寄ってこなかったのであろうか。
高台近くのトイレ周辺の猫
サザンゲートブリッジの階段を降りた所からしばらく歩くと海を見渡せる高台があり、その近くに公衆のトイレがある。
ここにも猫がいる。
ここら辺の猫は定期的にえさを与える人でもいるのか、毛並みが良く、健康そうに見える。
トイレの壁からしばらく様子を見て、危害を加えそうもないと判断したのか、自ら寄ってくる猫もいる。
悲しき捨て猫たち
サザンゲート公園に猫が多いとはいっても、ほとんどは捨て猫のようだ。「小さな命をすてないで!」と書かれた張り紙もある。
また、釣り針が猫を傷つけたり、命を落としたりすることを啓蒙しているポスターもある。
このような啓蒙活動をしているのが石垣島しっぽの会や石垣島港湾課である。
サザンゲート公園は置きえさは禁止だが、猫にえさを与えること自体は許されているようだ。
公園にはお腹を空かせ気味の猫が多いような気がしたので、散歩がてら、えさをたっぷり持ってサザンゲート公園を訪れてみてほしい。
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