ざきログ

Zakki Log - つらつらと、気になることを綴ってみます -

実はバンコクの大地主、チュラロンコーン大学

バンコクで最も地価の高い場所は、サイアムパラゴンが建っている辺りだそうだ。サイアムパラゴンはBTSのサイアム(สยาม、Siam)駅の前にあり、馬鹿高い入場料を取る水族館が入っている高級デパートである。

このサイアムパラゴンの高価値な土地を所有している地主は誰だろうか?

 

 

高層建築はNGだったサイアム周辺

サイアム周辺の大地主は、タイで最も優秀な大学「チュラロンコーン大学」である。

 

チュラロンコーン大学が所有する土地にあるサイアムパラゴン

サイアムパラゴン

 

 

以前、サイアムパラゴンのある辺りは、高層の建物は建てられない土地だった。あの一帯にはロッジ風の建物が並ぶホテルがあり、広い土地を贅沢に使っていた。

高い建物が禁止されていた理由は、その土地が王室の所有だからという話を聞いたことがある。

しかし、BTSができてからしばらくするとサイアム周辺の開発が始まった。そして、低層の建物だけだった一帯に、サイアムパラゴンなどの商業施設が建てられたというわけである。

 

サイアムスクエアの大地主、チュラロンコーン大学

チュラロンコーン大学の卒業生によると、チュラロンコーン大学はサイアムスクエア一帯の土地を所有しているため、相当な金を持っているらしい。しかも、MBK(マーブンクローン)が建っている土地もチュラロンコーン大学が所有しているそうだ。

広大なバンコクの1等地を所有し、それを賃貸していれば莫大な収入があることだろう。

チュラロンコーン大学は王室系の大学である。つまり、サイアム周辺の土地は、チュラロンコーン大学を介して、王室が間接的に保有しているということなのだろう。

面白いことに、チュラロンコーン大学が土地代の値上げを決めると、土地を借りてる人たちがチュラロンコーン大学の前でデモをすることがあるということだ。MBKやサイアムパラゴンの社長等の経営陣とその店子が「値上げ反対!」とシュプレヒコールでもあげるのだろうか。

 

女子学生が涙を流しながら勉強するチュラロンコーン大学

コネは使えない大学入学

チュラロンコーン大学は、タイではタマサート大学と並ぶ優秀な大学である。超学歴社会のタイでは、チュラロンコーン大学を卒業するということは人生の勝ち組を約束されたようなものだ。

厳しい学歴社会である一方、タイではコネが重要なのも事実である。コネ社会のタイでは、どんなコネを使ってでも子供をできるだけいい学校に入学させようとする。

しかし、大学入学の時にはコネを使わないという暗黙の了解があるそうだ。コネを使って入学させるとなると、上位の大学ならコネを使おうとする生徒だけで募集人員を超える志望者が集まってしまうからである。

 

男子は堕ちやすい

というわけで、チュラロンコーン大学も、基本的には実力主義で入学する学生が選抜される。その結果が4:6という学生の男女比だ。

 

【チュラロンコーン大学のウェブサイト】

www.chula.ac.th


なぜチュラロンコーン大学では女子学生の方が多いのか?理由は簡単である。高校生にもなると男子生徒は遊びを覚えてしまうのだ。そして、家柄も良く、元々優秀であっても、女子生徒に全く太刀打ちできなくなる男子生徒がでてくるわけだ。

堕ちた結果、大学に落ちてしまうのである。

堕落してタイの上位大学に行けなかった男子生徒で、家が裕福ならばタイ国内の下位ランクの大学に入学するより、海外の無名の大学に留学する傾向がある(当然、海外の有名大学に行ける学力はない)。

そのような男子生徒は女子生徒から「あいつ逃げやがった!」と馬鹿にされる始末だ。

 

図書館で泣く女子学生

チュラロンコーン大学はトラディショナル(伝統的)な大学で、制服着用の大学である。制服だけではなく、靴も大学指定のものがある。この点はタマサート大学とは異なる。もちろん、タマサート大学にも制服はあるが、ほとんどの学生は着用しない。

チュラロンコーン大学は、学業に厳しいことでも有名である。教授に学業のことを注意され、悔し涙を流しながら図書館で勉学に励む女子学生というのが、チュラロンコーン大学のステレオタイプだろう。

チュラロンコーン大学では定期的にタイ語講座を開いている。もちろん、このタイ語講座を受講しているからと言っても、正式なチュラロンコーンの学生ではない。

しかし、この講座でタイ語を勉強しているなら、タイ人に「チュラロンコーン大学(のタイ語講座)に通っている」と言うと、「すごーい!」と言われることは間違いない。

 

【参考記事】 

www.apriori-eye.com

 

ヌック・スッチダーがイスラム教に改宗していたという事実

ヌック・スッチダー(Nook Suthida、นุ๊ก สุทธิดา)はタイの歌手で、愛称は「นุ๊ก(ヌック、Nook)」という。本名はスッチダー・カセムサント・ナ・アユタヤー(Suthida Kasemsant Na Ayudhaya、สุทธิดา เกษมสันต์ ณ อยุธยา)だ。

数年前、彼女がイスラム教に改宗していたことを最近知り驚いた。

ということで、ヌック・スッチダーについて調べてみた。

 

ヌック・スッチダーのファーストアルバム

ヌックのファーストアルバムは「อัลบั้ม NOOK(アルバム・ヌック)」だ。全部で10曲が収録されているが、いずれもいい曲である。

このファーストアルバムの代表的な曲は「รักเธอไม่ได้(ラック・ター・マイ・ダイ、あなたを愛せない)」と「รอได้ไหม(ロー・ダイ・マイ、待ってくれる?)」だろう。彼女の歌は、YouTubeで彼女が属するレコード会社が公式に公開している。

 

รักเธอไม่ได้

 

รอได้ไหม

 

芸能界で生き残ったヌック 

いい曲を携えて芸能界にデビューしたものの、ヌックはすぐに消えるだろうという予感がした。その理由の1つがヌックが契約したレコード会社がRSだったからだ。

タイにはグラミー(GMM Grammy)というレコード会社があるが、ヌックのデビュー当時、グラミーはクリスティーナ(คริสติน่า อากีล่าร์、Christina Aguilar)とマイ(ใหม่ เจริญปุระ、Mai Charoenpura)という2大スターを抱え、新人歌手をどんどんデビューさせていた。

 

Christina Aguilar - Wikipedia

 

Mai Charoenpura - Wikipedia

 

グラミーの歌手は華やかな感じがするが、それと比較するとRSの歌手は今一つな感じで、あか抜けない感じがしたものだ。

プロモーションビデオにしてもクリスティーナやマイのものはタイを感じさせない作りになっていたが、ヌックのプロモーションビデオはタイの雰囲気を捨てず、時にはルークトゥン(タイの演歌のようなジャンル)のような映像を使用した。

しかし、ヌックは生き残った。ヌックがデビューしてからだいぶ年数が経った頃、タイ人に彼女のことを聞くと「あの子はいい子よ~」という答えが多かったので、評判が良いようである。

一方、マイの評判は悪かった。ヌード写真流出事件もあり、特にマイを嫌う女性が多かったように思う。

 

イスラム教に改宗したヌック

そんなヌックであるが、2014年頃にイスラム教に転向した。

 

Thai actress Nook Suthida converts to Islam | ummid.com

 

イスラム教徒になった理由として、上記の記事にはこうある。

 

Nook Suthida said that despite many objections raised by people around her, she finally decided to convert to Islam. She has made the decision after travelling to many countries for finding the most perfect religion.

 

「ヌック・スッティダーは周りからの反対があったにもかかわらず、イスラム教に転向することを決めたと述べた。彼女は最も完全な宗教を探すため、多くの国を旅した後に改宗を決意した。 」

ヌックのイスラム教転向に関する英文の記事は少ないが、インドネシアやマレーシアでは多くの記事がある。近隣のイスラム教の国では大きな話題になったようだ。

また、ヌックのイスラム教転向に関する下のような映像もある。

 

 

ヌックは明るいイスラム教徒

ヨーロッパでは移民でやって来たイスラム教徒の犯罪が多くなってきているが、ヌックはどんなイスラム教徒になっているのだろうか?

ヌックはInstagramをやっており、時々写真を投稿している。

 

www.instagram.com

 

www.instagram.com

 

これらの写真を見る限り、明るいイスラム教徒のようで安心した。原理主義のような極端な宗教観を持たないでほしいものだ。

 

【イサーン】ルーイ空港からダーンサーイへの移動方法

タイ東北部のルーイ県(Loei、จังหวัดเลย)には、仮面の祭り「ピーターコーン祭り(Phi Ta Khon Festival、ผีตาโขน)」が行われるダーンサーイ(Dan Sai、ด่านซ้าย)がある。また、タイ人に人気の「チェンカーン(Chiang Khan、เชียงคาน)」などの街もある。

バンコクからルーイへ行くには、特にバスを利用したいという強い欲求がない限り、飛行機を利用するのが普通だろう。バンコクとルーイの間はノックエア(Nok Air)とエアアジア(Thai AirAsia)が運行してる。

ピーターコーン祭りを見るためにルーイ空港からタクシーでダーンサーイへ移動する際の注意点を紹介してみたい。

 

 

ルーイ空港に到着

ダーンサーイへ行くには、ルーイ空港かピサヌローク空港まで行くという2つの選択肢がある。ルーイ空港からダーンサーイへ行く方が距離が短いので便利で時間の節約にもなる。

バンコクを出発した飛行機は、1時間ちょっとでルーイ空港に到着する。機材が大きいせいか、エアアジアの方がノックエアよりも若干飛行時間が短くなる。

飛行機のタラップを降りて空港の建物に入ると、早速ピーターコーンの人形がお出迎え。気分も高まってくる。

この人形がピーターコーン祭りの時期限定で飾られているのかは不明だ。しかし、ルーイではピーターコーンがマスコットのようになっているので、常時展示されているのではないかと思う。

 

ルーイ空港の建物内に展示されているピーターコーンの人形

空港のピーターコーンの人形

 

空港の建物に入ると、すぐにターンテーブルがある。預けた荷物が来るまでここで待つことになる。窓の外を見れば空港の職員が荷物を運んでいるのが分かるだろう。

 

外の景色が見えるルーイ空港のターンテーブル

空港のターンテーブル

 

空港からダーンサーイに向かう

ダーンサーイへの行き方

ルーイ空港からダーンサーイへ行く方法は2つある。

 

  1. 空港からルーイのバスターミナルに行き、そこから公共のバスでダーンサーイへ行く方法
  2. 空港からタクシーで直接ダーンサーイへ行く方法


公共のバスを利用してダーンサーイへ行く場合、待ち時間等を含め最低でも2~3時間のロスがある。費用がかさむものの、圧倒的にタクシーが便利である。どうしても節約したい場合を除きタクシーがおすすめだ。

タクシーを利用すると、ルーイ空港からは1時間程度でダーンサーイに着く。

 

ルーイ空港のタクシー乗り場

ルーイ空港の建物を出ると、すぐ目の前がタクシー乗り場になっている。しかし、台数が少ないのか、タクシーはなかなか来ない。

 

ルーイ空港の建物の正面入口

ルーイ空港

 

古いサムローなどが時々来ますが、「さすがにこれじゃね~」という感じ。

 

ルーイ空港の古いサムロー

サムロー

 

タクシーはなかなか来ないが、ルーイ空港のタクシー乗り場から斜め右手を見ると、下の写真の赤丸で囲んであるように、空港から若干離れた場所にタクシーやトゥクトゥクが待機しているのが見えるはず。

そこで待機しているのは長距離狙いのタクシーだ。

 

ルーイ空港の斜め右手の方に待機しているタクシーとトゥクトゥク

空港で待機しているタクシーとトゥクトゥク

 

タクシーでダーンサーイへ向かうなら、そこで待機しているタクシーの方へ向かい、タクシーに乗り込めばいい。 この際、タクシーの運転手はメーターを使用しないので、必ず料金を確認することが重要だ。

バスターミナルへ行く場合はトゥクトゥクを利用するといいだろう。しかし、おそらく交渉してもバスターミナルまでの料金は決まっており、提示された金額で乗ることになると思う。これは近距離のタクシーも同様である。

 

ルーイ空港からダーンサーイへ向かうタクシーのドアに貼られているピーターコーンのステッカー

ピーターコーンのステッカー

 

復路を予約する

タクシーに乗車し、しばらくすると運転手が「帰りも迎えに行こうか」と言ってくるかもしれない。ダーンサーイに宿泊し、帰りもルーイ空港までタクシーを利用する予定なら、宿泊するホテルまで迎えに来てもらった方が便利である。

運転手に迎えに来てほしい時間を伝え、頼んでしまおう。

帰りの行先は、空港だけではなくルーイ市内のホテルなど、行先を指定すればどこにでも行ってくれる。

もちろん、復路の迎えを頼んだ場合でも、安全のため、タクシーの料金は往路と復路で別々に支払うようにした方がいい。

タクシーの料金は、ダーンサーイのホテルのシャトル等を利用するよりも安い。片道1,000バーツをちょっと超える程度。往復で2,000バーツ強を目安にするといいだろう。

 

ルーイ市郊外のおいしいパイナップル

タクシーに乗ってしばらくすると、タクシーの運転手が「パイナップル、買って行く?」と聞いてくるかもしれない。そうしたら是非買うべきだ。

ルーイ郊外はパイナップルの産地である。ピーターコーン祭りの時期は、ちょうどパイナップルの季節で、おいしいパイナップルを食べることができる。

タクシーの運転手は道路沿いのパイナップル屋さんに寄ってくれるが、ここのパイナップルが想像を絶するほどおいしい。普段、タイでメロンやマンゴーは食べてもパイナップルは積極的には食べないが、ここのパイナップルだけは別である。絶品だ。

 

ルーイ空港からしばらく車で行ったところにある郊外のパイナップル屋

ルーイ郊外のパイナップル屋

 

パイナップル屋のおばさんがパイナップルを切ってくれるが、その周りをハエがぶんぶん飛んでいるのが見えるかもしれない。「タイではハエなど気にしてはいられないよ…」と思っていたが、近くで見るとハエではなくミツバチだった。ミツバチも好むほどの甘いパイナップルということなのだろう。

パイナップルを切っていたおばさんは、ビニールの袋に目いっぱいパイナップルを詰めてくれる。やや小ぶりのパイナップル1個分ぐらいある。これで100バーツほどなので安いものだ。

 

ルーイ郊外のパイナップル屋で売っている甘くてジューシーなパイナップル

甘くてジューシーなパイナップル

 

もしタクシーでダーンサーイに行くなら、ルーイのパイナップルは楽しみの1つだろう。是非試してほしい。

 

【参考記事】 

www.apriori-eye.com

 

【タイの祭り】イサーンの仮面祭り「ピーターコーン祭り」の楽しみ方

イサーン(タイ東北部)にあるルーイ県(Loei、จังหวัดเลย)。この県のダーンサーイ(Dan Sai、ด่านซ้าย)という小さな町で、毎年、タイの奇祭と呼ばれている「ピーターコーン祭り(Phi Ta Khon Festival、ผีตาโขน)」が行われる。

この祭りのメインイベントは、「ピーターコーン」という独特の仮面をつけた人たちが行うパレードだ。このパレードを一目見ようと、祭りの日にはこの小さな町に大勢の人々が押し寄せる。もちろんパレードは祭りの主役だが、楽しいのはパレードだけではない。

ピーターコーン祭りを堪能するためのヒントを紹介してみたい。

 

 

パレード前日から楽しいピーターコーン祭り

ピーターコーン祭りは3日間にわたる祭りだ。祭りのメインであるパレードは祭りの2日目に行われる。祭りの初日と最終日は仏教の儀式が多いため、祭り目的の観光客は2日目のパレード見学を狙ってダーンサーイにやって来る。

しかし、現地では初日からお祭り状態である。祭りの2日目に行われるパレードの到着地であるポーンチャイ寺(ワット・ポーンチャイ、Wat Phon Chai、วัดโพนชัย)ではステージが設けられている。そこで歌や踊りのショーがあり、地元の人たちが大勢集まっている。祭りのプログラムだろうか、お寺の回りを踊り歩いている様子を見ることができる。

もちろん、様々な仮面をつけた人々もおり、祭りの雰囲気がバンバン伝ってくるのを感じることだろう。

祭り初日はほとんどが地元の人たちだけで、ピーターコーン祭り目当ての見物客もほとんどいない。そのため、パレードのある2日目に比べるとゆったりと見物することができる。

 

ピーターコーン祭りで、パレードの前日にポーンチャイ寺の回りで踊る地元の人たち

ポーンチャイ寺で踊る人たち

 

また、祭り初日ならポーンチャイ寺敷地にあるピーターコーンの博物館もすいており、じっくりと見学できるのも嬉しい点である。

 

ピーターコーン祭りは2日目が華

オープニングセレモニー

ピーターコーン祭りの2日目はパレードが行われる日だ。パレードに先立ち、ダーンサーイの区役所前に設けられたステージでオープニングセレモニーが行われる。このステージはピーターコーン祭りのメインステージであり、パレードの出発地点でもある。

セレモニー当日の朝、民族衣装のような服を着た子供たちに遭遇するかもしれない。色鮮やかな衣装を着た子供たちは、集団でセレモニーが催される会場に向かう。

 

ピーターコーン祭りに向かうかわいい衣装を着た子供たち

祭りに向かう子供たち

 

オープニングセレモニーでは歌や踊りが披露され、ルーイ県の県知事等の挨拶がある。道路を挟んだステージの正面には見物席が用意されているが、早くから座席は埋まってしまう。そのため、旅行者がオープニングセレモニーを座ってみるのは難しいだろう。また、大勢の人が集まるため、ステージは結構見にくい感じもする。

 

ピーターコーン祭りのメインステージの見物席

メインステージの座席

 

このオープニングセレモニーは約1時間ほど続く。

 

パレード開始

オープニングセレモニーが終了後、ついにピーターコーン祭りのメインイベントであるパレードが始まる。パレードはメインステージの前を出発し、ポーンチャイ寺までの1Km弱の間を行進する。

 

ピーターコーン祭りのパレード。パレード参加者は伝統的な踊りを踊りながら歩いて行く

伝統的な踊りをするパレード参加者

 

このパレードは約2時間続くが、その間、様々な仮面を被った人々、体中に泥を塗った泥人間、あるいはイサーン(タイの東北部)の踊りを披露しながら行進をする人たちが次々と目の前を通り過ぎて行く。

 

ピーターコーン祭りでピーターコーンの仮面を付けて歩く人々と全身に泥を付けた泥人間

泥人間

 

メインステージ付近は、このパレードを見るため多くの人が陣取り、非常に混雑する。パレードはポーンチャイ寺まで続くので、メインステージ付近から離れ、お寺寄りのすいている場所を探した方がいいだろう。

また、泥人間は、知り合いと思しき人に泥を投げつけることもあるので、トバッチリで泥を付けられないよう注意したいものだ。

 

ピーターコーン祭りでピーターコーンの仮面を付けて歩く人々

ピーターコーンの仮面のパレード

 

いろいろな仮面

ピーターコーン祭りでは、いろいろと趣向を凝らした仮面を見ることができ、これが祭りを楽しいものにしている。

下の写真の白と銀のデザインの仮面はスタイリッシュでかっこいい。

 

ピーターコーン祭りで白いピーターコーンの仮面を付けて歩く人々

スタイリッシュな白い仮面

 

南の島のプリミティブなデザインの仮面もある。

 

ピーターコーン祭りでプリミティブなピーターコーンの仮面を付けて歩く人々

プリミティブな仮面

 

パレードを終えたひと時

パレードの参加者たちはポーンチャイ寺に到着すると仮面を脱ぎ、お寺で休憩をする。おそらく、長い時間仮面をかぶっているので、相当汗をかくのではないかと想像する。

 

ピーターコーン祭りのパレード終了後、ポーンチャイ寺に置かれた仮面

ポーンチャイ寺の仮面

 

また、お寺近くのレストランで食事をしたり、ビールで祝杯を挙げている人たちもいる。この時間、お寺近くのレストランは非常に混雑する。お寺の近くで食事を取る予定なら要注意が必要だ。

 

パレード終了後のメインステージ

パレード終了後もメインステージでは何らかのパフォーマンスが行われている。かわいい子供たちの踊りなどを見るのも楽しいものだ。

 

ピーターコーン祭りのパレード終了後、メインステージでの催しに参加する人々

パレード終了後のメインステージ

 

ピーターコーン祭りのお土産

ピーターコーン祭りは、ロイクラトン祭り(Loi Krathong Festival)やソンクラーン(Songkran Splendours Festival)とは異なり、仮面という、ある意味、見る者にとって分かりやすい物を使った祭りである。

そのため、仮面を題材にした土産物が非常に豊富だ。祭りの当日は屋台を含め、土産物屋が多数出店する。それらの店先にはピーターコーンに関する様々なお土産が並ぶ。

 

実物大の仮面

ピーターコーンの土産物の目玉は、実物大のピーターコーンの仮面だろう。色鮮やかで、デザインもいい。気持ちが高ぶって買いたくなってしまうかもしれない。しかし、かなり大きな仮面で、日本まで持ち運ぶのは厳しいのではないかと思う。見るだけにしておいた方がいいかもしれない。

数は少ないが、ピーターコーンのパレードに参加する外国人がいる。主にファラン(タイ語で白人の意味)だが、このような人たちが仮面を買っているのかもしれない。

 

ダーンサーイの土産物屋で売っているピーターコーンの仮面

ピーターコーンの仮面

 

ピーターコーンの小物

実物大の仮面の他にも、仮面をデザインにした小物類がある。

こちらの方は実物大の仮面に比べ小さく、持って帰るにも苦労はないだろう。ランプや壁掛けはセンスが良く、お土産としてよさそうだ。

 

ダーンサーイの土産物屋で売っているピーターコーンのランプ

ピーターコーンのランプ

 

ポーンチャイ寺の敷地中に小物のお土産が豊富な土産物屋があるので、最初にここを見ておくといいだろう。

 

ピーターコーンTシャツ

お土産として最もおすすめしたいのは、ピーターコーンのTシャツだ。どこの店でも同じようなシャツを売っているのかと思いきや、店によってデザインがかなり違う。

 

ピーターコーンのTシャツを売っているダーンサーイの土産物屋

Tシャツを売っている土産物屋

 

値段の方は素材やデザインによって様々だが、安いものなら100バーツ程度だ。店によってはアートともいえるデザインのTシャツも扱っており、Tシャツだけを見て歩いても飽きることはないだろう。

 

ダーンサーイの土産物屋で売っているピーターコーンのTシャツ

ピーターコーンのTシャツ

 

 

ピーターコーンTシャツは値段も安く、かさばらないので、お土産として非常におすすめである。

 

ピーターコーン祭りの注意点

ピーターコーンは雨期の祭りである

タイ人はよく「カオパンサー(ข้าพรรษา)の祭り」とか「オークパンサー(ออกพรรษา)の祭り」などと言う。

「カオパンサー」は雨期入り、「オークパンサー」は雨期明けという意味だ。そして、ピーターコーン祭りはカオパンサーの祭りである。

厳密には雨期の始まりと終わりはタイの仏教上の日が基準になるが、単純に気象上の雨期を基準に、それぞれ「雨期入りの祭り」と「雨期明けの祭り」と考えて差し支えないだろう。

 

雨対策を忘れずに

ピーターコーン祭りはカオパンサーの祭りなので、タイではすでに雨期に入っている時期に行われる。そのため、雨が降る可能性が非常に高い。

当然、雨具の準備が必要になるが、傘だけではなくポンチョも持って行くことをおすすめしたい。小雨の時はポンチョで、雨足が強いようならポンチョと傘で対応した方が濡れにくいからだ。

また、カメラで祭りを撮影するなら、防水対策をしっかり考えておいた方がいいだろう。

 

【参考記事】 

www.apriori-eye.com

 

www.apriori-eye.com

 

【チェンマイ発】首長族の村を訪れるツアー

タイの北部と言えば「Hill Tribe」と呼ばれる山岳に住む少数民族が多く住むエリアである。チェンマイ(Chiang Mai)から山岳民族の村を訪れるツアーがいくつかあるが、中でもチェンライにある首長族(long neck women)の村へ行くツアーが人気だ。

何種類かのツアーがあるが、最も人気があるのが「チェンライ1日ツアー+首長族+メコン川ボートトリップ」というツアー。1日でチェンライやメーサイを含むチェンマイより北の主な見どころを回れるという非常に効率的なツアーだ。

このタイ北部の観光に便利なツアーを紹介してみたい。

 

 

チェンライ1日ツアー+首長族+メコン川ボートトリップの内容

このツアーは下記のコースを1日で回るスケジュールだ。ホテルまでの送迎付きである。

  • チェンライの温泉
  • ホワイトテンプル(ワット・ロン・クン)
  • ゴールデントライアングル
  • ラオスのドンサオ
  • メーサイ
  • 首長族の村

このツアーの他に「チェンライ1日ツアー」と「チェンライ1日ツアー&首長族」があるが、基本的には「チェンライ1日ツアー+首長族+メコン川ボートトリップ」と一緒のツアーで、訪問しない観光地では待機する形になっている。

例えば、「チェンライ1日ツアー」なら、他の観光客が首長族の村訪問とメコン川ボートトリップのアクティビティを行っている間は、その場で待機しているということだ。

 

ツアーで訪れる観光地の概要

各観光スポットを回る順番は、ツアー当日の状況により変わる。このツアーでは、チェンマイに戻って来るのは少々遅く、夜9時頃になる。

 

チェンライの温泉

チェンマイを出発し、最初に訪れるのがチェンライにある温泉である。

以前から土産物屋に囲まれている敷地だったが、中国人観光客の増加で土産物屋がかなり増築されている。

この温泉では足湯も楽しむことができる。滞在時間を考えるとあまりのんびりと浸かってられないが、念のため足を拭くタオルを持参するといいだろう。

 

チェンライの温泉で足湯を楽しむ観光客

足湯を楽しむ観光客

 

また、ここでは温泉で茹でた卵を安く買える。おやつとして買っておくといい。

 

チェンライの温泉で売っている温泉卵

温泉卵

 

ホワイトテンプル

ホワイトテンプル(White Temple)のタイ語の名称は、「ワット・ロン・クン(วัดร่องขุ่น)」だ。

ホワイトテンプルが建つ以前は、別のお寺がツアーに含まれていたが、ホワイトテンプル建設後、ツアーのコースに含まれるようになった。

 

チェンライにあるホワイトテンプル(White Temple)。タイ語の名称はワット・ロン・クン(วัดร่องขุ่น)

ホワイトテンプル

 

ホワイトテンプルは寺と呼ばれるが本当の寺ではない。チャルムチャイ・コーシッピパットというタイの芸術家が私財を投じて建てた、いわば芸術的な建造物だ。そのため、ホワイトテンプルには僧侶はいない。

本当のお寺かそうでないかは別にして、美しい建物であることには違いないので、一見の価値はある。また、敷地内には面白いオブジェが多くあり、とても楽しく過ごせる寺だ。

 

ゴールデントライアングルとラオス

ゴールデントライアングル(Golden Triangle)は、タイとミャンマー、そしてラオスの3ヶ国が接する地域。ここからボートに乗り、ラオスのドンサオ(Donsao)という所へ行く。

 

ゴールデントライアングルからラオスのドンサオ(Donsao)へ向かうボートに乗るツアー客

ラオスのドンサオへ向かうボート

 

ドンサオに着いたら入場料、あるいは入域料のようなものを支払い、小さな村の中に入る。ドンサオへ入村は正式な入国ではないので、パスポートにスタンプを押されることはない。

 

ラオスのドンサオにある入域料支払所

入域料を支払う

 

ドンサオには土産物屋と食堂しかなく、このツアーの観光客向けの村と言える。

蛇やサソリのお酒のような珍しい物も売っているが、村自体は狭く、あまり面白くはないのも事実だ。しかし、一応ラオスに行ったことにはなる。

 

ラオスのドンサオで売っている蛇やサソリのお酒

蛇やサソリのお酒

 

国境の街 メーサイ

メーサイ(Mae Sai)はミャンマーとの国境の街で、人の行き来が多く活気がある。また、ミャンマーに近いせいか、タナカとよばれる日焼け止めの白い粉を頬っぺたにつけた人が多い。

イミグレーションで手続きをすればミャンマー側へ行くこともできるが、ツアーの場合だと時間的に厳しい。

 

メーサイにあるタイ側のイミグレーション

イミグレーション

 

特に見るものはないので、ぶらぶらと店をのぞいたりして時間を過ごすことになる。メーサイでのおすすめは、国境のチェックポイントを正面にして右側にあるフルーツワインのお店だ。

1本100バーツ程度と安いのでお土産に買ってみるのもいいだろう。ジュースのように飲めるが、やはりアルコールなので酔っぱらうので要注意である。

 

タイのメーサイで売られている様々なフルーツのワイン

フルーツのワイン

 

首長族の村

首長族の村はタイ北部にいくつかあるが、このツアーではチェンライにある村を訪れる。観光地のための村と言えばそれまでだが、かつての文化を現在も見ることができるわけである。

この村には土産物屋が多く、首長族グッズも豊富だ。

 

首長族の村で売られている首長族をモチーフにしたお土産類

首長族のお土産

 

また、首長族をモチーフにした小物類以外に美しい織物なども売っている。

 

首長族の村で売られている美しいデザインの織布

美しい織布

 

首長族が通常使用する言語はタイ語ではないが、タイ語が通じる。また、子供でさえ簡単な英語を理解することができる。

小さな子供に英語を教えている母親と話をしてみると、「英語は重要だから」と言っていた。子供たちとタイ語で話すのも楽しいものだ。

 

首長族の村にいたかわいい女の子

首長族の女の子

 

ツアーの昼食

ツアーの料金には昼食も含まれており、途中でビュッフェスタイルのレストランに立ち寄る。

ツアー客用のレストランだが、料理の種類も多く、味も悪くはない。

 

首長族のツアーの途中で提供されるビュッフェスタイルの昼食

ビュッフェスタイルの昼食

 

ツアーの申し込み方

上記のツアーはCMランナーツアーで申し込むのがおすすめだ。チェンマイにある旅行代理店が同様のツアーを扱っているが、なぜか料金が高く設定されている場合が多いためである。

また、他の旅行代理店では「最低2人以上の参加」が条件の所が多いですが、CMランナーツアーでは1人での参加が可能なので、1人旅の場合は重宝する。

CMランナーツアーでは、日本に居ながらツアーの申し込みができ、支払はチェンマイ到着後、CMランナーツアーのオフィスにてクレジットカードでの決済が可能だ。

日本で支払いを済ませたい場合は、日本の銀行に送金するという形で決済できるので非常に便利である。もちろん、日本円での送金となる。

下記のCMランナーツアーのウェブサイトから申し込みをすることができる。支払方法等も記載されているので参照のこと。

 

【CMランナーツアーのウェブサイト】

チェンマイツアー情報

 

首長族に関する映像

現在では首長族の写真や動画も多く、秘境という感じでもない。ナショナルジオグラフィックが作成した映像はクオリティも高く、おすすめの動画だ。

 

【Why Do These Women Stretch Their Necks?】

 

ナショナルジオグラフィックの動画以外にも、YouTubeで様々な動画を見ることができる。タイのテレビ局の番組が作成した動画の方が親しみやすいかもしれない。

 

【อึ้ง!!! กะเหรี่ยงคอยาวถอดห่วงครั้งแรกในรอบ 10 ปี!!】