富山県の氷見市は、漫画家・藤子不二雄Aの生まれ故郷で、「藤子不二雄Ⓐまんがワールド」がある所だ。藤子不二雄Ⓐまんがワールドは、藤子不二雄Aゆかりのキャラクターのモニュメントなどがあり、藤子不二雄Aファンなら楽しく過ごせるに違いない。
そんな藤子不二雄Aの漫画のキャラクターでいっぱいの氷見市を紹介してみたい。
氷見線に乗り藤子不二雄Ⓐまんがワールドを目指す
藤子不二雄Ⓐまんがワールド(以下、(藤子不二雄Aまんがワールド)の最寄り駅は氷見線の氷見駅である。氷見駅はJR氷見線の終点の駅だ。
氷見線の列車に乗ると、途中の越中国分駅から雨晴駅の間は海岸沿いを走行するので海がよく見える。また、天気が良ければ立山連峰も見えるので、氷見行きの列車に乗車したら、進行方向に向かって右側の座席がおすすめだ。
氷見駅に着いたら、駅構内に観光案内所があるが、案内所の入り口横にあるラックに「氷見の街 散策マップ」があるのでもらっておこう。藤子不二雄Aまんがワールドがメインなら、この地図だけで充分である。
下の写真の左上にある水色の紙が氷見の街散策マップだ。
氷見駅の前ではタクシーが客待ちをしているかもしれない。タクシーの車体を見ると、藤子不二雄Aゆかりのキャラクターが描かれている車もある。
藤子不二雄Aまんがワールドが目的の場合、往復で5〜6Kmなので徒歩で充分だが、最初にタクシーでひみ番屋街まで行ってしまうのもいいだろう。また、後述する市街地周遊バスを利用してもいい。
藤子不二雄Aまんがワールド
藤子不二雄Aまんがワールドは、まんがロードや氷見市潮風ギャラリーなど、藤子不二雄Aの漫画のキャラクターがいるエリア一帯の総称である。
湊川カラクリ時計
氷見駅から最も近くにあるのが「忍者ハットリくんカラクリ時計」と呼ばれている湊川カラクリ時計だ。このカラクリ時計はまんがロードの入り口にある。
湊川カラクリ時計は午前9時から午後7時までの毎正時に、忍者ハットリくんに登場するキャラクターの人形が現れる。藤子不二雄Aまんがワールドの見所の1つなので、キャラクターが現れる時刻に合わせ、訪れることをおすすめしたい。
まんがロード
忍者ハットリくんの人形
まんがロードの歩道には、所々に忍者ハットリくんのキャラクターの人形が飾られている。
ハットリくんがシンちゃんをおんぶしているというポストは、まんがロードに数ヶ所ある。
氷見漁港の近くには、錨に乗った獅子丸もいる。
商店街のシャッター
まんがロード沿いの商店街のシャッターには、忍者ハットリくんの絵が描かれているものが多い。色々なデザインがあるので、なかなか楽しめる。
市街地を周遊する「怪物くんバス」
氷見市には、便は少ないが市街地を周遊するバスがある。氷見駅からひみ番屋街へ行く際にも利用できるバスだ。
このバスは「怪物くんバス」といい、文字通り怪物くんに登場するキャラクターでラッピングされている。バスの時間に合うなら、1度は乗ってみたいバスだ。
参照ウェブサイト
www.kitokitohimi.comhttps://www.kitokitohimi.com/site/stay/454.html
サカナ紳士録
まんがロードには忍者ハットリくん以外にも、「サカナ紳士録」という海の生き物をキャラクター風にしたモニュメントが飾られている。
各モニュメントは、それぞれ愛称を持ち、モニュメントの近くに寄ると音声が流れる仕組みになっている。あんこうをモチーフにしたものは、愛称が「アンボス」である。
光禅寺
まんがロードを歩いていると光禅寺というお寺の方向案内がある。
光禅寺は藤子不二雄Aの生家で、漫画のキャラクターの石像がある。しかも、忍者ハットリくん、怪物くん、プロゴルファー猿、そして喪黒福造と、藤子不二雄Aのオールスターが揃っているという贅沢さである。
氷見市潮風ギャラリー
藤子不二雄Aの漫画の原画など、貴重な資料が展示されている藤子不二雄Aアートコレクションがあるのが氷見市潮風ギャラリーだ。2階建てになっており、藤子不二雄Aに関する資料は1階にある。
1階の展示物は、入り口付近のものを除き、撮影禁止になっている。
館内の2階にはまんが図書館があり、自由に漫画を読むことができる。「魔太郎がくる!!」など、珍しい漫画もあり、時間さえ許せば読みふけってしまいそうだ。
プロゴルファー猿ポケットパーク
まんがロードを歩いて行くと、ちょっとした空き地がある。ここは「プロゴルファー猿ポケットパーク」と呼ばれている。
プロゴルファー猿ポケットパークには、ゴルフクラブを振るプロゴルファー猿のモニュメントがある。
また、鰤の乗った忍者ハットリくん一同のブロンズ像もある。
忍者ハットリくん巨大壁画
プロゴルファー猿ポケットパークを右に曲がり、しばらく歩くと氷見漁港がある。ここにあるのが「忍者ハットリくん巨大壁画」である。漁港の建物の外壁に描かれた壁画だ。
まんがロードの見所は、これが最後となる。
比美乃江大橋を渡りひみ番屋街へ
比美乃江大橋
忍者ハットリくん巨大壁画がある場所から比美乃江大橋が見えるが、この橋を渡るとひみ番屋街に着く。比美乃江大橋は主塔が斜めになっている変わった橋で、デザイン的にもなかなか美しい。
ひみ番屋街
ひみ番屋街は土産物屋や飲食店が集まった道の駅である。漁港が近いこともあり、海産物が豊富だ。
このひみ番屋街の一角に氷見市観光情報センターがある。
氷見市観光情報センターでは、藤子不二雄A関連ののキャラクターグッズを売っており、品数も豊富である。氷見の街中には土産物屋は少ないので、土産物を買うのなら、ここがおすすめだ。
氷見線のラッピング列車
氷見線ではハットリくんでラッピングされた「忍者ハットリくん列車」が運行されている。しかし、ラッピング列車が運行される日時は不定で、予定に組み入れるのは難しい。「乗れたらラッキー」くらいの気持ちでいた方がいいだろう。
ラッピング列車の運行予定を確認したい場合は、twitterで氷見市観光協会の公式アカウントをフォローしておこう。翌日のラッピング列車の運行予定を発信している。しかし、あまり運行されていないというのが実情である。
9/12(木)ラッピング列車のご案内🚃 pic.twitter.com/wDTQvMPYcQ
— Himi Tourism 氷見市観光協会【公式】 (@himikankou) September 11, 2019
藤子不二雄Aまんがワールドのウェブサイト
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