与那国島まで来ると「ここまで、よく来たな~」と感慨深くなる。すぐ先は台湾だ。
台湾よりは近い距離にあるものの、与那国島に着いた時の方が感動もひとしおである。国内の果ての島ということもあるだろうし、何よりも台湾へ行くよりも与那国島へ行く方が面倒だからだろう。
与那国島へ行くには沖縄本島の那覇か石垣島から飛行機を乗り継ぐのだが、石垣島からの方が便数が多いので予定を組みやすい。
与那国空港
プロペラ機で与那国空港到着
石垣島から与那国島へ飛ぶのは、小さなプロペラ機だ。いかにも「離島へ行きます」という感じがしてワクワクする。
実質的な飛行時間は短い。あっという間に与那国空港へ到着する。
与那国空港は小さな空港で、多少年季が入っている空港だ。
空港内のレストラン
与那国空港内に「旅果報」というレストランがある。
地元の人たちにも人気の店で、食事時はとても混雑する。それもそのはずで、味が素晴らしいのである。与那国到着の翌日、車で島を回ったついでに寄ってみた。
変わった名前の魚のムニエルを注文したが、上品な味で驚いた。ライスがついて定食になっている。与那国滞在中、1度は行ってみてほしいレストランだ。
日替わりのメニューで魚のムニエルがあれば、それがおすすめである。
与那国島を巡る際の注意点
与那国島の観光には車が便利である。レンタカーを借りて、島を回る際の注意点をあげてみたい。
スピードの出し過ぎに注意
与那国島の道路は、ほとんど車が走っておらず、快適なドライブである。
気を付けなければならないのは、道がすいてるのでついついスピードを出し過ぎてしまうことだ。
島の人が運転する車はのんびりと走っている。与那国島では島の感覚に合わせ、ゆっくりと走ろう。これは、他の離島でもいえることである。
東崎展望台の馬にビビる
道を走っている間はいいのだが、目的地に着けば車を降りて観光することになる。そこを多数の馬が闊歩している場合もある。
特に東崎展望台は要注意である。
東崎展望台は、少し離れた所に大きな駐車場がある。そこで車を降りて、細い道を歩いて行くと展望台があるというわけだ。
時間によっては、馬の大群がいることもある。自由奔放な馬たちは、東崎展望台へと続く小道をこちらに向かって歩いてくる。
このような光景に出くわすと、さすがにビビってしまう。柵の中でおとなしく牧草でも食べているのならいいが、すれ違いざま後ろ足で蹴られでもしたらかなわない。
こんな時はおとなしく退散するに限る。時間をずらし、後で行けばいいのである。
道路を横切る馬に注意
与那国島で車を運転する際、特に気を付けなければならないのは、馬があちこちにいることだ。
与那国島の馬は牧草地だろうと道路だろうと自由に歩き回っている。馬が道路を横切ろうとしたら車を止め、馬が道を渡るのを待つ必要がある。
車を運転しながら馬を眺められるのもいいものである。馬はゆったりと歩いているので、急に飛び出してくることはないだろう。しかし、馬の姿が見えたらすぐに止まれるようなスピードにするなど、運転には注意をはらった方がいい。
与那国島ではレンタカーがおすすめ
レンタカーを予約する
与那国島にはレンタカー屋さんが何軒かあるが、車の台数が少ないので、あらかじめ予約しておいた方がいいだろう。
予約していたレンタカー店のスタッフが空港で出迎えているという方法が多い。空港からスタッフの運転する車で店まで行き、そこ車を貸してもらうという仕組みである。
車種などの選択肢は少なく、また、相当古い車もあるが、レンタカー自体が多くはないので、あまりぜいたくはいえない。
普段あまり運転をしていなくても、与那国島での運転は比較的簡単である。ほとんどすれ違う車もないほどすいている道だ。運転し慣れてないとしても、それ程問題ないだろう。
自転車をおすすめしない理由
アップダウンが多い
与那国島には貸し自転車もある。しかし、島は道路には結構アップダウンがあり、健脚の持ち主でなければ厳しいのではないかと思う。
電動アシスト付きの自転車を貸し出すところもあるので、もし自転車で島を回りたいのなら電動アシスト付きの方がいいだろう。
道に馬糞が多い
前述したアップダウンに加え、一部の道路には馬糞が多く転がっている。馬は日によって放牧される場所が異なるようなので、馬がいないからっといって馬糞のないきれいな道路とは限らないのだ。
馬糞につまずいて転んだりしたら洒落にならない。しかし、後々の笑い話にはいいかもしれないが。
馬が道路を闊歩している
与那国島の路上では、馬が歩いていることも多い。1頭ならまだしも、何頭もの馬に道を占拠されていたら、やはり怖いものだ。
それでも馬が魅力の与那国島
馬の大群に遭遇するのは恐怖であるが、それが与那国島の魅力でもある。馬が道路を自由に歩いている光景など、滅多に見れるものではない。
ビビりながら与那国馬と触れ合う旅というのも、1度くらいはいいのではないだろうか。