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【サッカー】手話で応援するという試み

スポーツ観戦の時、手話で応援したらどうのようになるのであろうか?

大宮アルディージャは、定期的に「手話応援デー」を設け、手話で選手にエールを送るという「手話応援」を実施している。今年2019年6月2日のカマタマーレ讃岐との試合でも行われ、手話応援は10回目の開催となった。

 

大宮アルディージャの手話応援デー

大宮アルディージャの手話応援デーは、クラブが提携している埼玉県立大宮ろう学園の先生が考案したアルディージャのチャント「愛してるぜ!We are ORANGE」を手話で歌うというものだ。

手話応援に関しては、試合当日に配布される埼玉新聞発行の「ORANGE PRESS」が特集しいる。  

手話応援デーを告知する埼玉新聞の大宮アルディージャ応援特集

手話応援デーの告知

大宮アルディージャの手話応援の企画は、クラブパートナーである毎日興業が中心となり行われている。

 

www.mainichikogyo.co.jp

 

また、大宮アルディージャの選手も協力的で、ORANGE PRESSには次のようある。

発起人で元選手の江角浩司氏(現育成ゴールキーパーコーチ)の意思を継ぎ、シーズンオフに4年連続でサッカー教室に参加している大山は手話応援に向けて「手話応援は1年の試合の中でも特別。選手としても新しいものを感じられる素晴らしい機会になる。」と参加を呼び掛けた。

 

スタジアムでの手話応援

試合当日、手話応援に参加を希望する人はキックオフの1時間前から手話の練習を行う。応援席にはFPレンジャーという戦隊もの風のキャラクターもおり、応援の手助けをしている。

大宮アルディージャが実施するサッカーを手話で応援するという「手話応援デー」ののぼり

手話応援デーののぼり

 

大宮アルディージャの「手話応援デー」の当日、キックオフ前に手話の練習の手伝いをするFPレンジャー

手話の練習を手伝うFPレンジャー


ゴール裏に設けられた手話応援席には、かなりの人が入っており、熱気に包まれていた。また、試合当日の様子をまとめた動画もあり、手話応援の雰囲気をつかめるだろう。

 

 

手話でスポーツを応援するということ

手話でスポーツを応援するというのは、障害をもつ者ともたない者とが平等に生活する社会を実現させるというノーマライゼーションの一環として行われる。このような試みは、いくつかのクラブチームや自治体で実施されているものの、それ程多くはない。

手話で応援というような企画を実施しやすいというのも、地域に密着したサッカーのクラブチームの利点なのかもしれない。このような企画を実施するのは、一見すると簡単なようだが、前々から様々な準備が必要で、大変なことは想像できる。

しかし、小さな発信も続けることにより新たな波が生まれる可能性もある。ぜひ大宮アルディージャには、年に1度、このような企画を続けていってほしいと思うし、続けていくべきであろう。